日本のゲーム音楽、とりわけRPGで使用される音楽がメロディックスピードメタル調である事の起源が古代祐三先生である事は疑いようの無い事実。20数年間、脈々と受け継がれている日本の伝統とも言える。
マーティ・フリードマンに「TOWER OF THE SHADOW OF DEATH」から「THE LAST MOMENT OF THE DARK」のメドレーを聴かせたら100パー「これメタルだよー」と言うに違いない。国語の時間に「今は国語の時間だ!」と口にしてしまう小学生だ。
RPGのサウンドが好きな人にメロスピは十二分にリーチするポテンシャルがある。ニコ動にボス戦サウンド好きのためのメロスピ特集なんてのが上がっていて、コメントには「これ持ってるwwwwww」なんてのをちょいちょい見かけた。もしかするとRPGファンにおけるメロスピバンドのCD所持率は相当高いのでなかろうか。
さて、メロスピ。
北欧メロスピバンドは現地で音源のリリースが出来ず日本のレーベルからデビューなんて事があるようだ。日本のメロスピマーケットは衰えながらも世界的にはまだまだ太い。
何故まだ太くあり続けられるのか。
日常生活でメロスピサウンドを耳にする機会なんて殆どないはずだ。
固定ファンは確かにいるだろうがそれだけでは先細り過ぎる。慈善事業でも無い限りレーベルは見切るはずだし、そうすべきだ。やはり恒常的に新規メロスピファンが生まれ続けていると考えるのが妥当である。
すると彼らは一体どこからやってくるのか。
(中略)