怠惰であるからナショナリストじゃないと言える

さすが宇多丸師匠っていう分かりやすい言い回しをしてくれていた。

マスク・ド・UH じゃあまだ日本発じゃこういうゲームは無理そうですかね。

宇多丸 日本じゃまだ無理でしょ。いっつも文句言ってるけどさ、目玉のでっかいホストみてぇなロンゲのヤツでしょ?

マスク・ド・UH 鼻筋ピッとしたね。髪型がスゴすぎるんだよね、あの連中は。

宇多丸 その世界観の時点で俺全然受け付けないんですけど、アレにしてみればむっさい奴らって思うのかもしれないけどさ、相容れないですね、僕は。ことゲームに関してはまったくもう、ナショナリストではなくなってしまいましたね。

50 Cent ブラッド・オン・ザ・サンド/ ファミ通.com

俺もナショナリストではなくなってしまった。

世界観とかもそうなんだけども。

最近強く感じるのがドメスのゲームとそれを取り巻く環境っていうのが2009年にして非常に勤勉であるな、ということ。作り手も遊び手も。故に成果物が徹底的に勤勉さを求めてくる。これが圧倒的に辛い。

2007年あたりからの「jump in/jump out」というオンラインゲームプレイのモットーと潮流に乗ったゲームで散々遊んだ。これはつまり autopagerize みたいなもんで勤勉に「次へ」をクリックする行為の無意味さを知るのと同様、ゲーム内でアクションするまでのステップ数が少ない事に慣れてしまう。

海外デベロッパはそういった、これはムーブメントと言って良いと思うんだけども、プレイヤーにアクションさせながらゲーム世界に馴染ませるツカミのギミックを頑張っている印象。実際キレイにハマればそのままじっくり遊ぶよね。

Scribblenauts はしっかり遊んで、GTA:CTW は全然放置ってのはそのへんもある。CTW 面白いに違いないんだけどな。

(中略)

近々で言えば、こいつはハーコーゲーマーも認めるノベルゲーだ的存在感というか空気作りなども鼻につく。鼻につくが直接的に害を被るでもない。対岸で開催されている邪教の祭事がやかましいってな調子。