零の軌跡は笑ってはいけない

零の軌跡」をクリアした。

ポジションで言うと FALCOM LIVE 2007 を観に行って何故俺様があのステージに立っていないのかを本気で疑問に思うくらいにはファルコムサウンド)好きであるし、JDK Band 入りに関しては正直まだ諦めていない。

なんとなく自分の中で「PSP で遊ぶファルコムゲーは大体 suck」という思い込みがあり、故にイース7は遊んでないんだが、さすがにもう諦めざるを得ないのか。買うか。買うしかないかー。

ってな調子で本作が初 PSP ファルコムゲー。実際の感触としては「なんでハンドヘルド機なんだよ」と「もう PC である意味も無いなー」がせめぎ合う、といった具合。モノ自体がモダンな PC スペックを必要とせずにエンターテインメント出来るように製作可能というか。それはある種 JRPG らしさとも言えそうだ。

で、本編だがタイトルの通りガキの使いの「笑ってはいけないシリーズ」の面白さ程度に楽しめた。具体的な感想は特に無いぐらいに。

ゲームデザイン的にもシナリオのエアー感も「空の軌跡」シリーズ3発とまるで同じデリバリーなので、あれが楽しかったら楽しい。楽しめなければ楽しくない。

それにおいて、ケレン味であるとか No Russian 的劇薬シーケンスを加える必要はないのか?

「安定感を買う」というのがありそうだ。ラーメン屋の味変わった問題に代表されるような。

世界中の注目を集めるような FPS のメガトン IP 等はさしずめ「魚介豚骨に魚粉をカマすラーメン屋」といった所か。モダンな作りの中で競合とのせめぎ合い。

そういうインパクトとの戦いから離れたポジションで、我々が還るべき味を絶えず作り続けているのが英雄伝説なんだと思う。まるで恵比寿の「前川」のように。

論旨が雑になるのでもうラーメンたとえは止めようと思いました。